ここにきて大企業のSDGsへの取り組みが具体的な経営行動として表れ始めています。以前は、上場企業の使命は利益を高め株主への還元をいかに大きく出来るか、株主至上主義の傾向にありましたが、最近では企業活動が環境へ配慮した経営《ESG経営=サステナビリティ経営》を実践しているかで株価や企業評価が決まる時代に急速に変化し始めています。
例として、『循環型・脱炭素社会の実現を目指して』をスローガンに掲げた企業。「水」と「プラスチック」を軸に変革を進めると宣言しました。
2019年にプラスチック基本方針を策定し、様々なリサイクル技術を生み出しペットボトルの利活用を図っていくことをすでに実践し成功させています。
又、「水」の自然資源が健全に循環することを目的に植林にも積極的に取り組み高い評価を得ています。
また、『GREEN CHALLENGE2050』を策定し、2050年までにCO2排出量ゼロ、プラスチック容器商品の割合を30年には50%、50年には100%することを掲げている企業。サプライチェーン全体で協力しペットボトルの回収、リサイクルを取り組むことを本気で取り組む姿勢が感じられます。
この変化はすでにリサイクル現場にも表れています。21年1月25日号の循環経済新聞に『PETボトルリサイクルの変化』と題したコラムが紹介されていました。以前にはペットボトルは粉砕加工にてフレーク化され、新たなボトル原料としてや繊維、シート等幅広く活用されていました。それが一気に“ボトルtoボトル”の需要が高まりペットボトルリサイクルの流れが変化していると言います。戸惑うリサイクル業者の実態があるようです。
今、企業に持続可能な社会への行動が強く求められ始められています。
経営方針の中心に『サテスナビリティ経営』を置き【戦略】【リスク】【行動プラン】【予算】そして【効果確認】。
このスパイラルを回していく必要性が中小企業にも求められてることをヒシヒシと感じられます。