新型コロナ感染は私たちに何を気づかせてくれたのでしょうか。
経済は労働(ヒト)、資源(モノ)、資本(カネ)で回ると言われていますが、いまは、感染者数や病院逼迫度、ワクチンの接種の進み具合等が経済を回す重要な要素となっています。今までこのようなことがあったでしょうか。
私たちは人と話し合うことで理解を深め、価値を生み出してきました。そして、人々の交流を通じて文化や社会の活性化を育んできました。今は、これらの行動はコロナウイルスの思うツボです。
この一年余り『コロナとの闘い』と言われますが、社会の欠陥を浮き彫りさせたことも事実です。検査体制の目詰まり、国と地方自治体との意思疎通の欠如、行政と医療現場の乖離、脆弱で未熟なデジタルシステム。数多くのことに気づかされました。
自社に目を向けてみると、コロナ禍で感じた当社の強みや弱点があります。
〇社会に不可欠なサービスを提供していることへの再認識。
人々が快適な生活環境を営み続けていく中で微力ながら当社の業務が極めて重要な使命を持たされていることを感じました。又、人が従事しなければできない仕事であり、ここが当社の強みであることも再認識しました。
〇ペーパーレス化、システム整備等バックヤード機能が未整備。
コロナ禍、在宅勤務やテレワークが働き方の当たり前の時代になりました。しかし、当社ではその環境が未整備であることに気づかされました。これからも中核業務は、品質、安全性、信頼性の高い『人のサービス』に磨きをかける。業務を支援するバックヤード機能は鉄壁な『デジタル化』が理想だと感じています。
この両面を磨き続けることの重要性をコロナが教えてくれた思いがします。
引き続きコロナ感染予防に努め、 より一層の努力に励んでまいります。