TAKAYAMA-LOG

経営者のブログ

2024.6.14

会長より

生死を分ける「数字」

能登半島地震で93歳の女性が124時間経過後に救出され一命を取りとめたという奇跡的な出来事が取り上げられていました。 

生死に係わる『3の法則』というものがあります。 

空気がないと3分、体温維持が出来ないと3時間、水がないと3日間、食料がないと3週間生き埋めになって72時間=3日、これらを超えると生存率が大きく下がるといいます。 

1月2日に発生した航空機衝突事故、日航機の367名の乗員乗客全員が無事避難することが出来ました。 

【事故が発生したらクルーは乗員にパニックを起こさせることなく90秒以内に機外に脱出させる】 

航空業界にはこの『90秒ルール』という暗黙のルールが存在しています。 

この事故で日本航空の日頃の訓練と、乗務員の適切な誘導が賞賛されました。 

人為事故を招くことに警鐘を鳴らす『ハインリッヒの法則』も有名な統計的数値を表しています。 

一件の重大事故の生じる前には軽微な事故が29件発生している。 

さらに、その背後はいわゆるヒヤリハットが300件隠れているという経験則です。 

重大事故の前には予兆的な事故が必ず発生しています。 

生死を分ける事故を防ぐには、軽微な事故や度重なるミスを重大事故の前兆として捉えた『未然防止行動』が極めて重要です。 

今期、ここまで大きな事故もなく業務が遂行されてきました。 

もう一度、事故に結びつく予兆がないか確認し重大事故を招かないよう社員全員で努めて参ります。 

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