『所沢織物』をご存じですか?
所沢は、江戸時代末期より入間地方で生産される絹織物や、絹綿交織物の集散地として栄え、「所沢織物」の名で全国の消費地へと広がりました。
織物の先陣を切ったのは、1804年~1818年に旧多摩郡村山地方で降り始めたとさせる木綿の紺絣(こんがすり)です。明治時代から末期には、瓦斯糸を用いて綿糸の毛羽をガスの炎で焼くことによって絹に似た光沢を持たせた経糸と、横に絹糸を織り込んだ「絹綿交織物 」 が生産量を伸ばし、大正6年には技術優秀な機業家で「湖月会」が絹の玉糸を用いた絹綿交織紬の「湖月」を開発し、高い人気を得ていました。また大正時代には夏物の新商品開発が進められ、縮(ちぢみ)や屏風(びょうぶ)が昭和戦前期にかけて好調な売れ行きでした。
しかし、太平洋戦争で生産規模縮小を余儀なくされ、戦後は機業界全体の勢いを回復できず、所沢は集散地としての機能を次第に失い、昭和46年には所沢織物商工協同組合が入間市に移転し、市場からは後退していきました。
昭和時代末期には、元機業家の古老により、所沢飛白(がすり)の復元が実現し、現在も伝統を守る活動が続けられています。
私ブログ担当者自身、この記事を書くまで所沢織物について知りませんでした。
こんな伝統的な織物があったのですね✨一度拝見してみたいです✨
所沢市のホームページにも詳しく掲載されていたり、 Instagramには 見ていて楽しくなるような所澤飛白(ところざわかすり)復元勉強会の活動が掲載されていました。
是非、ご覧になってみてくださいね。
◆所沢市立所沢図書館 ~飛行機模様の絣「所沢(ところざわ)飛白(がすり)」~
http:// https://www.tokorozawa-library.jp/contents/history/history_kasuri.html
◆ 所沢市ホームページ ~所沢絣 附 製作用具一式物 ~
https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/iitokoro/enjoy/bunkakyoyo/bunkazai/shishiteibunkazai/yukeiminzokubunkazai/bunzai_20100421170250992.html
◆ Instagram ~ ♯所沢飛白 ~
https://gramho.com/explore-hashtag/%E6%89%80%E6%B2%A2%E9%A3%9B%E7%99%BD
※画像はお借りしました