今回は本庄の歴史編です!
所沢の歴史シリーズの中で所沢織の紹介をしましたが、埼玉県本庄市にも歴史ある本庄織物というものがあることをご存じでしょうか。
本庄織物は本庄及び児玉郡下で産する絹織物です。始まりは農家の副業から生産され出したもので、もともとは養蚕時の繭から自家製糸を行い、普段着として太織りを製織したのが始まりと言われています。工程の大部分が手作業で行われ、絹糸を染めてから織物を織る「先染め」によってつくられています。裏表がないのも特徴で、 機械織りとは違う⼿織りならではの⾵合いを感じることができます。 現在では「本庄絣」として、県の伝統手工芸品の指定産地となっています。
現在ではバッグを始めネクタイやカードケース、キャップなど、様々なものがつくられています。

ちなみに、『 絣 (かすり)』とはどんな意味があるのか調べてみたところ、加寿利、飛白、纃などの字に書くこともありますが、現在では「絣」をあてるのが普通だそうで、模様がかすったようになることからつけられたという説と、琉球絣をカシィリィということから、これが語源であるとする説とがあるそうですが、まだいずれとも確言しうるに至っていないようです。
商品としてはショッピングサイトやふるさと納税の商品にもなっているようなので、是非ご覧になってみて下さいね。
※画像はお借りしました