所沢市中富にある多聞院毘沙門堂をご存じですか? 先日ここ多聞院毘沙門堂に行ってきたので、ご紹介いたします☺
まず読み方は「たもんいん びしゃもんどう」です。
多聞院は 棟札から 明和3年(1766年)に落成したものというのが分かりますが、昭和57年(1982年)に大規模な修理が行われています。
身がわり寅が有名で、神社などでよく見る狛犬(こまいぬ)ではなく、狛寅(こまとら)が 多聞院 を守っています。
なぜ 狛寅(こまとら) なのかというと、毘沙門天が戦勝祈願している聖徳太子の前にご出現されたのが、寅の年・寅の日・寅の刻とされていて、そういったことから狛犬ではなく虎の石像が2体安置されているんだそうです。凛とした姿がとても美しいです。
そしてこの狛寅(こまとら) の下にはなにやら黄色いものたちが沢山…いったいなんでしょう??近くに寄ってみると…
実はこれが身代わり寅です。 とても可愛らしい寅ですよね。この寅を購入して、身にかかる災いを託して納めるそうです。
お堂の至る所にこの身代わり寅が置かれているのですが、とにかく数が多い!!
一番初めの多門院の正面の写真に戻ってみると、黄色い何かが見えるのが分かりますか?実はこれ、みんな身代わり寅なんです。しかも微妙にみんな顔が違います。手作りなんでしょうか。
初詣や寅まつり(毎年5月に行われます)のシーズンにはこのようにびっしりと埋め尽くされて圧巻の光景となります。個人的な予想ですが、2022年は寅年ということもあり、訪れる人も多かったのかもしれませんね。
他にもかわらけ当て (瓦の小さいのを的にめがけて投げる)や、笠地蔵もありました。
笠地蔵は昔話の「笠地蔵」のお話を伝承するために作られたそうです。 春は桜、秋には紅葉も綺麗なようで、実はタカヤマからも自転車で15分程の多聞院。
行ったことがある方もない方も、是非足を運んでみて下さい♪